デフリンピック2017

「デフリンピック」ってご存知でしょうか?

デフdeaf=聞こえない と オリンピックOlympics を合わせて Deaflympics

 

聴覚障害のある人たちの国際スポーツ大会「デフリンピック」がトルコで開催されています。障害者の国際スポーツ大会というと「パラリンピック」が思い浮かびますが、パラリンピックは腕や足などの体の不自由な人たちの訓練を目的にしているに対して、デフリンピックは記録重視の大会のようです。競技はほとんど一般と同じルールみたいです。ただ、アスリートは競技中は補聴器などの機器の使用は認められず、裸耳で舐めればならないそうです。タイムを競う水泳や陸上競技の場合はスタートの合図をランプで知らせるなどの工夫もあるようです。~のようです、~そうです、ばかりですが、すみません。実際に競技を見たことがありません。テレビでの放送も調べたのですが、NHKで開会式が放映された後、手話ニュースでは取り上げられていますが他の報道はありませんね。Youtubeでの配信は全日本ろうあスポーツ連盟からなされています。

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さて、佐賀県からも代表選手がいます。

まずは、吉田翔選手(男子バレーボール。一旦大学(九州大学)を卒業されてから、佐賀大学医学部へ入られ現在は国立病院機構佐賀病院の研修医をされている重度難聴の選手です。吉田選手は昨年NHKの番組「ろうを生きる難聴を生きる」でも取り上げられていたので詳しいプロフィールがありました。準々決勝敗退

続いて江島由高選手(サッカー)予選敗退

 

蓑原由加利選手(自転車・ロード)個人タイムトライアル・銅メダル

 

金持(かなじ)義和選手(水泳)男子200m背泳ぎ・銀メダル、男子100m背泳ぎ・銀メダル、男子4x200m自由形リレー・銀メダル、男子4x100mメドレー・銀メダル、男子50m背泳ぎ・銅メダル、混合4x100mメドレー・銅メダル

 

【イマムラ目線】

みなさん、お疲れ様でした。バドミントンの選手のインタビューをみたのですが、音が聞こえないということは相手のプレイを目で確認するしかなく、スピード勝負のバドミントンでは(補聴器をつけての練習と比べて)とても難しいとっしゃていました。ダブルスの場合はペアを組む相方のスマッシュの音などを感じることができないため位置関係などにとても気を使うと。その競技で成績を残すことだけでも大変な努力と才能が必要だと思いますが、聞こえないことでまた別の苦労やセンスが必要で、そこにもまた努力が必要になるんだなぁと知ったら、ただただ尊敬するばかりです。